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相続トータルサポート富山

個人事業の代替わりについて

2019年4月13日

相続トータルサポート富山 事務局長の勝裕です。

先日散髪に行きスッキリしてきました。

散髪中に店主さんから次のようなことを言われまし

た。

「同業者の床屋さん仲間の話。 そいつは2代目で

先代の親父さんは10年ほど前に引退し、 現在は

2代目が一人で理容院を切り盛りしている状況。

確定申告上の事業主は親父さんのままなんですが、

事業主の変更ってどうすればいいんでしょうね?」

この質問を聞いて私、ビックリしました。

ほとんど同じ相談を先日お受けしたところだったか

らです。

先日の相談は65歳の2代目さん。

89歳の先代は25年前に引退してはいるものの、

届出上の事業主はまだ先代のままなのだそうです。

いまはまだお元気な先代ですが、

数年のうちに相続が発生する可能性が高いので、

今できる準備について教えてほしい、

という相談でした。

散髪後すぐに、何人かの自営業者の2代目さん、

3代目さんに状況をお聞きしてみたところ、

上記同様事業主が先代のままになっているケースが

とても多いことがわかりました。

事業を営む上で後継者がいるというのは

非常に喜ばしいことです。

(近年は法人・個人を問わず後継者不足によって

事業承継が上手く行かない問題は 全国で多発して

います。)

個人事業主の代替わりについては、

お店の看板を変更するだけ、

と考えている方が多いかもしれませんが、

相続、または税務の観点から見ると慎重に進める

必要があります。

・後継者の個人事業の開業に関する各種届けの提出

・先代の個人事業の廃業に関する各種届けの提出

・事業に使用していた固定資産の名義変更が必要か

どうかの検討

・先代→後継者への動産・不動産の所有権の移転

・上記手続きに関わる税金の問題

・後継者に兄弟姉妹がいた場合、先代の相続時に

起こり得る争族問題の事前対策 などなど・・・

代替わり=「看板を新しいものに架け替える」

のはもちろんですが、 きちんと事業承継の全体像を

描き、各種の問題にきちんと対応すること

で、 現在、そして将来に起きる問題の解決ができます。

逆に言うと、全体像が見えない中で動いてしまうと

後からとても大きな問題がやってくる、

ということにつながりかねません。

先代がお元気なうちであれば

出来る対策はたくさんあります。

気になることがある方は少しでも早めに

ご相談ください。

※税務の詳細や不動産登記、成年後見など

については各種専門家にご相談ください。

お知り合いで専門家がいない方は

相続トータルサポート富山にご連絡ください。

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